Bizlinkプロシェアリング

支援事例

内製開発の限界を打破!外部人材の知見で開発力と組織力を飛躍させた成長企業の挑戦
pikurusi
社名
株式会社ピクルス
URL
https://pickles.tv/
事業内容
SaaS提供・Webマーケティング支援

内製開発の限界を打破!外部人材の知見で開発力と組織力を飛躍させた成長企業の挑戦

~開発チームの変革と生産性向上の実現~

登録日 2024.09.30 更新日2024.10.25
ご取材先

開発チームマネージャー・山下美緒

2007年に入社し、今年で18年目。元々は金融系の窓口業務をしていたが、Webサイトに興味をもち、制作会社へ転職。徐々にWebサービス開発へ主軸をうつし、現在は、プロダクト開発部のマネージャーとして、開発全体のマネージメント業務を行いつつ、プレイヤーとしても要件定義、設計~実装、リリースなど一通りを担当している。

  • 課題

    社内には生え抜きのエンジニアが多く、また開発を完全に内製で行っていたため、外部のノウハウや意見を取り入れる機会が少ないことに課題を感じていた。外部の優秀な人材にチームの状況を把握した上で、開発フローの評価や改善案をいただいたり、課題の相談にのっていただきたいと考えていた。

  • 成果

    開発チームの現状を把握・課題を抽出し、会社の現状に合ったアドバイスや資料作成(リリース手順効率化、テスト観点、調査手法等)など、知見が蓄積されるような具体的な動きを提案。開発体制強化や生産性向上に対する動きの実装や開発に関する知見を溜められた。

専門家

プロ人材

西脇 俊晴 (にしわき としはる )

エンジニアとしてキャリアをスタートし、エンジニア歴は10年以上。ECサイトの構築を0から行うなど様々な開発組織を立ち上げ、メンバーの教育を行いながら直近3期の年商 6億、8億、10億へのアップに貢献。現在はあらゆる業界の開発顧問として活動する。

開発スピード力のアップに向けた体制づくりに『Bizlink プロシェアリング』を活用

はじめに、事業概要について教えてください。

企業のマーケティング活動を支援するための2つのSaaS、SNSキャンペーンツール「キャンつく」、診断クラウド「ヨミトル」の提供をしています。

キャンつくは「一人でも戦えるキャンペーンツール」として、キャンペーン業務の効率化やSNS運用の成果向上のご支援を行っており、500社以上の企業様にご利用いただいています。ヨミトルは、多様なコンバージョン成果を上げる診断コンテンツが作成できるマーケティングツールで、メルカリ様、よーじや様、タイミー様等多くの企業様にご利用いただいています。

私はプロダクト開発部のマネージャーとして全体の統括をしつつ、またエンジニアとしても、要件定義〜設計〜実装〜テストまでフルサイクルで開発に携わっております。

開発チームのリーダーとして、課題のようなものはありましたか?

開発チームは、弊社の生え抜きメンバーが多く、また開発を完全に内製で行っていたため、外部のノウハウや意見を取り入れる機会が少ないことを課題に感じていました。第三者視点で開発フローを評価していただくことで、気付けなかった部分の改善ができるのではないか、また改善を行うにしても、既に知見がある方に入っていただいたほうがスピードが出せるのではないかと思っておりました。そこで、経験のある外部人材からのアドバイスや、相談にのってもらえる相手が欲しいと考えており、代表にも相談をしていました。

外部人材からのアドバイス。まさに我々の出番ですね!(笑)Bizlink プロシェアリングを知った最初のきっかけは何だったのでしょうか?

イベントにて情報収集を行っていた際に、代表がお声をかけられ、ちょうど社内でも外部の知見を取り入れたいと話が出ていたのでまずは話を聞いてみようとなったらしく、代表から私へ話がまいりました。

どのような経緯で活用に至ったのでしょうか?

Bizlink プロシェアリング』の方より代表へ紹介があり、そのまま2名の候補者と面談をさせていただきました。「ヨミトル」事業のリーダーとして、「今必要な外部の知見は何か」「開発チームへ寄り添っていただける方か」というところを確認させていただきました。

外部人材の活用の決め手はありましたか?

面談した2名の方はタイプがまったく違った方で、チーム全体の把握から入りますという方と、技術面でガンガンと進めて頂けそうな方でした。正直どちらも良い方でとても迷いました(笑)しかし弊社の現状の課題としては、具体的な技術の導入というよりもっと根底にあると思い、どんなフローで開発を進められたら良いか、気軽に相談ができる方を求めておりました。そのため、チーム全体の把握から入っていただき、根底のところからご支援いただける方にお願いしました。チームビルディングのご経験があったところも良かったです。

『Bizlink プロシェアリング』を活用し、社内にない新たな視点・課題解決力が生まれる

専門家が参画してからの活動内容についてお聞かせください。

まずは会社や開発チームの状況の把握からでした。リモートワークのためZoomで相談に乗っていただくことが多かったですが、チーム一人一人と1on1を実施され状況をすべて把握いただきました。チームメンバーとの1on1では、困っていることに対して相談に乗りアドバイスしたり、メンバーからの「もっとこのような開発の仕方が良いと思う」などの意見をキャッチアップし、リーダーの定例MTGで困っている共通項をまとめていただきレクチャーの時間をいただいたりしました。具体的な行動施策もご提案いただけたので、社内へ知見を落とし込むことができたと思います。

実際に専門家と活動をした印象を教えてください。

「理想と現実が分かった!」ともう一人の責任者が言っておりました(笑)これまで、SNS、ブログ、書籍等に最善の方法(ベストプラクティス)が記載されていますが、それは理想に近いもので、弊社のように限られたリソースの中で、現状のスキルに見合ったものは何か、何をすべきかは会社によって違うと思っています。その中で、弊社に見合ったアドバイスというのはとても助かりました。

一番最初は開発チームの状況の把握をいただいた上でのアドバイスで、ご経験があるからこそ納得感があり、私たちが何に注力すべきかも見えやすくなりましたね。

ありがとうございます。御社の今後の展望をお伺いできますでしょうか?

まず、「ヨミトル」事業はもっと多くの方に使ってもらうことが大きな目標です。まだまだ発展の途上にいますので。開発チームとしても、目標に向けて体制を整えていき開発のスピードもあげていきたいです。人数も増やしていきたいですね。

山下様の今後の展望もお伺いしたいです!

私は皆さまにサービスを使っていただいているところを見るととても嬉しく思います!「こんなことができなくて困っている」という方々の助けになりたいです。

専門家より

本支援への参画の決め手を教えてください。

自分の過去の経験とスキルが合致しており、お役に立てそうだと率直に思ったためです。

支援にあたり、大事にしていたことはありますか?

自分がどういう形であれば、短時間で価値を感じて頂けるか、を考えながら行動していました。また、企業様の事業を深く理解して、個人として、どうすれば具体的に事業に貢献できるかを常に考えるように気をつけておりました。

活動を通じて感じたことや想いを教えてください。

開発組織の変革や生産性向上に対して短期的に結果を出すことは難しいと思いました。ただし、長期的な視点で見たときに、その時その時の判断となる軸の作り方や、基準にするべき考え方などをアドバイスすることでメンバー各自の自律性を高めることに貢献できた、と感じました。

経営者の方と会話する中で、事業にとってのアウトカムと自分の貢献できそうなことを丁寧にコミュニケーションし双方で合意することは、現場に入ってみて改めて重要だなと実感しました。