- 社名
- 岩瀬酒造株式会社
- URL
- https://www.iwanoi.com/
- 事業内容
- 「i240」シリーズ、山廃仕込「岩の井」をはじめとした酒類の製造・販売
現代に合わせたPR手法を求め、創業300年の老舗企業が外部人材活用を実現
~Instagramを駆使したリブランディング~
代表取締役会長・庄野智紀様
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課題
300周年記念として新しく商品をリニューアル。新しい年齢層やターゲットに対して販路拡大していくため、SNSを本格的に活用して認知拡大を図っていきたいものの、社内にSNSマーケティングの知見も人手も不足していた。また、ターゲットや方向性もバラバラだったため運用ができす、プランディング~戦略~運用までの一気通貫で実施していただける人材を求めていた。
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成果
・開始1ヶ月弱で1000人フォロワー増加
・半年でエンゲージメント率5%増加(平均122%)
・投稿内容に英訳の文章を追加することで、海外向けとしても発信
→ビズプロ人材と共にWebマーケティング強化・SNS運用を行うことで、自社内にノウハウを蓄積
専門家
H・S 様
令和の消費者に手に取ってもらうため、新しい取り組み・人材活用にチャレンジ
政界を始め多くの人に古くから愛される「岩の井」。その沿革を聞かせてください。
1723年に創業し今年で300周年となります。実は、昔はそこまでお酒一筋で酒造していたわけではなかったんです。本格的にお酒の製造・販売を開始したのは、私の祖父の時代で昭和に入ったあたりからです。それまでは地元で細々とお酒の製造・販売を行っていました。
昭和以降、金賞受賞や首席を獲ったり、東京サミットに選ばれたりと、認知度も高く名前だけでも売れていた状態でした。
そうだったんですね。そこからどのような取り組みや検討を進められたのでしょうか?
酒屋さんへの営業ももちろん大事ですが、今はエンドユーザー(消費者)に直接認知度を広げていくことも重要だと感じていました。そこでラジオやメディアのスポンサーに挑戦したり、SNSもアカウントを作ってはみたものの、社内にノウハウもなくどれもパッとせず。
そんな中で、どのような背景から『ビズプロ』の活用に至ったのでしょうか
ちょうど今年で300周年記念ということもあり、何かやりたいとは思っていました。
コストをかけずに何ができるか?を考えている中で、1年前に海外から2000本近く注文が入った際に売り方の改善を検討していたことを思い出し、ラベル一新を行おうと考えていました。
その取り組みが、手張りする工数の削減だけでなく認知度UPに繋がっていくイメージはあったものの、どのようにPRしていけばいいのかが全く分からず悩んでいる時に、『ビズプロ』から提案をもらいました。
外部人材の活用の決め手はありましたか?
SNSやWebマーケティングの領域は社内にノウハウもなかったので、知人に相談はしていました。その上で、何もわからない状況だったので、まずは『ビズプロ』に紹介してもらった専門家に相談してみようと活用を決めることができました。
Instagramの効果的な活用で、新しい『岩の井』がスタート
ビズプロ人材の具体的な活動内容をお聞かせください。
今初月は緻密に計画策定を進め、現在はその計画に沿ってInstagramを中心に料理やカクテルと合わせた投稿を進めてもらっています。うまく活用しきれていなかったInstagramアカウントを、リブランディングに合わせてまるっと運用をお任せしています。
支援を通じて、どのような成果が得られましたか?
まず、初めての取り組みを通じて、こちらからの発信の重要性を理解でき、さらにもっとこんな発信・取り組みをやってみたい!と思うようになりました。
また、Instagramのアカウント運用では、開始1ヶ月弱でフォロワー1000人増加を実現できました。またリールのアップを始めてからフォロワー外の人からも保存をしてもらったり、海外向けの発信内容にも挑戦したりと、認知拡大に向けて着実に前に進んでいると思います。
定量・定性どちらの成果も見込めているのですね、ありがとうございます。
最後に、今後のビズプロ人材への期待、会社としての展望を教えてください。
H.S様には、今後ペアリングイベントを企画してもらい、エンドユーザー(消費者)が実際に岩の井を試飲できるようなオフラインイベントもやっていければと思っています。
SNSでの発信やフォロワー数UPだけに留まらず、その先でオフラインで手に取ってくれる人が増えることが一番の結果だと思っています。イベントを通じて人とのつながりを感じることができたので、例えばこちらから飲食店に声をかけてイベントを開催するなど、岩の井起点で集客をし『岩の井ファン』を圧倒的に増やしていきたいです。
専門家より
本支援への参画の決め手を教えてください。
代表自身の「自社製品への想い」が強いことがとても印象的でした。またお人柄も素敵で、私自身が仕事をする上で大切にしている直感で「ご一緒したい」と感じ、その気持ちに真っ直ぐ従ったことが決め手となります。
支援にあたり、工夫したことはありますか?
コンテンツ作りの支援では、流行りを瞬時にキャッチし、臨機応変にショート動画の制作ができるよう努めました。また、投稿するだけでは勿体無いので、コストがほぼかからないように、インフルエンサーとのタイアップでインプレッションやエンゲージメントに貢献するような施策を実施しました。
活動を通じて感じたことや想いを教えてください。
まだまだ日本酒業界のSNSは伸びると信じております。また、日本酒愛の強い方がSNSには沢山いるので、そのような方々とブランドをコネクションさせるようなSNSにするため、今後も尽力していきたいです。